8月19日（土）開催
第15回 前橋灯ろう流し

ご先祖様へのご供養と、コロナ禍で亡くなった方への哀悼や医療従事者への感謝の意を込めた「前橋灯ろう流し」を、前橋市上泉町の桃ノ木川で開催いたしました。メモリードと上泉町自治会、そして後援としてNPO法人「桃ノ木川を愛する会」や上泉伊勢守睦会などの皆様にもご協力いただき、４年振りの開催となりました。

まず、この灯ろう流しに活気をもたらしてくれた勢多農林高等学校・郷土芸能部「勢凜」の皆様。息がぴったりと合った元気で力強い和太鼓、とても素晴らしかったです。蒸し暑く、今にも夕立がきそうな天気を、勢凛の皆様が晴れに導いてくれたようでした。

桃木小学校、桂萱小学校の皆様には、事前に灯ろうへメッセージを書いていただきました。それぞれの想いや願いを文字、絵で描いた灯ろうはどれもあたたかい思い溢れるものに。

当日もお子様から大人まで多くの方が灯ろうにメッセージを寄せてくださいました。「健康第一」「みんなが幸せになれますように」「おじいちゃん かぞくをまもってね」。自分を見つめ、家族を思い、故人様を偲ぶ時間になっていたように感じます。600基もの灯ろうが集まりました。

式典には、前橋市市長 山本龍氏、衆議院議員 中曽根康隆氏もご参加くださいました。各団体の代表者様より、４年振りとなることで心待ちにしていた想いや、普段より桃ノ木川を環境整備している想いなど聞くことができました。

曹洞宗 西林寺住職様、 真言宗豊山派 玉泉寺住職様より読経、そして焼香へ。さて、日が沈みいよいよ灯ろうを流します。

一つ一つに丁寧に灯りをともし桃ノ木川へ。精霊船とともに、オレンジ色の灯りが川面に映り、幻想的な風景が広がりました。安らぎを与え、ときに道標にもなってくれる灯とうの灯り。参加者の皆様はそれぞれの願いを込めた灯ろうがゆっくりと流れていく様子を思い思いに見つめていました。

こちらの灯ろう流しはチャリティも兼ねており、灯ろうの代金は公的機関を通じて全額寄附させていただきます。また、灯ろうは当日、そして翌日に回収いたしました。

これからも地域に貢献できるよう活動してまいります。ご協力、ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。