相場は、頂いた金額の半額から３分の１程度が一般的です。
地域によっては、半分以上お返しする風習のところもあります。
品物と一緒に挨拶状を同封するのが一般的です。

香典返しをる贈る時期は？

忌明けの法要が終わった後に、無事に忌明けをむかえたご挨拶と共に、お礼のお品をお渡しすることが通例です。
一般的には四十九日の法要後にお返しします。

品物を包む際の掛け紙は、関東では黒白の水引きを使い、表書きを『志』とするところが多いです。
関西では、黄色の水引きを使い、表書きは『満中陰志』とするのが一般的です。

香典返しの品物は？

以前は、消え物と言われる食品や日用品などの消耗品が選ばれていましたが、最近では幅広いギフトの中からお選びいただけるようなカタログギフトが人気があります。

香典返しに不向きな品物は？

生肉や生魚はタブーと言われております。
生肉や生魚は殺生を連想し、忌明けまでは食べないという風習の地域もあるようです。
また、鰹節や昆布は慶事を象徴するおめでたい場の品物なので、香典返しには不向きと言われています。

当日返しとは？

葬儀の受付でお香典をいただいた方に対して、その場でお礼の気持ちを込めて引き物をお渡しするのが「当日返し」です。
当日返しの場合は金額に応じた商品を選ぶのではなく、全ての方に対して同じ商品を渡します。
一般的には１，０００円から３，０００円程度になります。
ただ、カタログギフトであれば問題ないとされています。

当日返しのメリットは？

● 香典返しの準備に時間をとられない

● 挨拶状や送料などが掛からない

● 住所の間違いや返し漏れがない

などがあります。

ただ、高額のお香典を頂いた方に対しては、忌明け後までにあらためて香典返しをする必要があります。
その場合は、葬儀当日に引き物をお渡ししてい事を考慮し商品を選ぶと良いでしょう。