突然の悲しい知らせは、心構えをしておこうと思っても、いざとなるとなかなか難しいもの。残念ながら、親族や知人の危篤・訃報の連絡を受けたときは、どんな行動を取り、どんなことに注意すればよいのでしょうか。ここだけは押さえておきたい、重要ポイントをまとめました。
危篤の連絡を受けたら
たとえ真夜中であっても、一刻も早く駆けつけるようにします。服装は、普段着や仕事帰りなど、平服でも構いません。緊急を要する事態ですので、お見舞いの品物は必要ありません。
遠方から駆けつける場合は、万が一の事態を考え、喪服を用意しておきます。ただ、病院で立ち会う際に喪服を着用していくと、ご臨終を待ち望んでいるようで不謹慎に受け取られます。バッグなどにしのばせ、ご家族の目に留まらないよう注意しておきましょう。
訃報の連絡を聞いたら
訃報を知らされたときの行動
訃報の知らせの電話を受けたら、まず電話口でお悔やみを伝え、確認事項を尋ねます。
故人様の氏名、喪主、通夜・告別式の日時、場所、宗派など、電報を打つ際に必要な確認事項なので忘れずに確認します。親しい親戚や、友人・友達の場合、訃報を聞いたらすぐに駆けつけ、手伝えることはないか申し出るようにしましょう。
親しさの度合いと対応方法
- 故人様と親しい関係・・・通夜・告別式どちらも出席する
故人様と関係が深い方は、通夜・告別式ともに出席するのが一般的です。香典は通夜の時に持参し、告別式に行った時は記帳だけし「昨日も参りました」と受付で伝えます。 - 故人様とさほど親しくない関係・・・通夜か告別式、どちらかに出席する
本来は、通夜・告別式ともに出席します。ですが、仕事など都合により告別式に出席できない時は、通夜だけでも出席するようにします。通夜に行けない場合、告別式には出席するようにしましょう。
弔問対応の仕方
取り急ぎ弔問に駆けつける時は、落ち着いた平服でも大丈夫です。ただし、派手な化粧は避け、指輪や装身具は外しておきましょう。
すぐに弔問にうかがえない時は、代理の人に弔問をお願いするか、葬儀の前日までに弔電を打ちましょう。香典は初七日までに、お悔やみの言葉を添えて渡すようにします。後日改めて弔問にうかがうか、お悔やみの手紙を書ききましょう。
お悔やみの言葉
お悔やみの言葉を述べる時は、「忌み言葉(いみことば)」を使ってはいけません。忌み言葉とは、「重ねがさね」、「度々(たびたび)」、「益々(ますます)」など、繰り返しを意味する言葉です。不幸が繰り返す、重なるといったイメージを持たれるので、葬儀の場では使わないようにします。また、故人様が亡くなった経緯や状況を尋ねることは、マナー違反なので避けましょう。
近年格安のプラン表示で、安くお葬式ができるという葬儀サービスを見かけますが、プラン内に十分なサービスや物品が含まれていなかったり、
必要なものを追加していくと当初の予定より高額になったりするケースがございます。実際に消費者相談センターのご相談件数も年々増加傾向にあります。
そうならないためにも当社では事前相談や見積もりをおすすめします。
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お金の心配を減らせる
お葬式にかかる費用を事前に明確することで、急な出費への不安を軽減できます。月々の支払いや保険の活用など、自分たちに合ったお支払い方法を余裕を持って考えることで、予期せぬ経済的負担を避け、計画的な準備ができるので、家族の精神的な余裕も生まれます。
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悲しみの中での混乱を防ぐ
大切な人を亡くした直後は、深い悲しみと疲労で判断力が低下しがちです。事前に細かい打ち合わせをしておけば、その後の手続きや準備で余計なストレスや混乱を抑えられます。専門家と一緒に冷静に計画を立てることで、故人様を偲ぶ気持ちに集中できます。
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故人らしさを大切にできる
故人様の性格や家族の思い出、好みを事前に伝えることで、その人らしい、心のこもった葬儀を実現できます。宗教的な配慮、葬儀のスタイル、音楽、供花など、細かな希望を反映させることができます。最期のお別れを、故人様の人生を彩るセレモニーとして大切に演出できます。
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家族の絆を深められる
葬儀の事前相談は、ご家族が故人様を偲び、互いの気持ちを共有する貴重な機会になります。ご家族の間で葬儀についての想いや希望を率直に話し合うことで、お互いの気持ちを理解し、絆を深めることができます。
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トラブルを未然に防ぐ
事前に細かい部分まで話し合っておくことで、葬儀当日のご家族間や葬儀社とのすれ違いや行き違いを防げます。誰が何を担当するのか、どんなかたちのお葬式にするのかなど、あらかじめ明確にしておくことで、スムーズにお葬式を行えます。
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より良い選択ができる
複数の葬儀社の見積もりを比較検討することで、自分たちに最適なサービスを選べます。葬儀や相続に関する法的手続きや必要書類についても、専門家に事前に相談できるため、不安や疑問を解消できます。情報を事前に集めることで、後悔のない選択ができます。
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