ご存知ですか?仏壇へのお参り作法

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日々のお参り作法

私たちが仏壇に手を合わせるのは、故人様と心で対話をしたり、神様仏様と対話することで自分と向き合うためです。
お参りすることは故人様やご先祖様のためのみならず、自分のためでもあるのです。現代は仏壇があるお宅も少なくなってきていますが、ぜひ日々のお参りを覚えて、ご実家に帰省した際などには毎日ご挨拶してみてくださいね。

基本的なお参りの作法
①朝起床をしたら、顔を洗ったり着替えて身支度を整えてからお仏壇に仏飯を供えます。
②お供えをした後には、お仏壇のご本尊の位置や遺影の位置や、汚れなどがないか確認しましょう。
③線香に火をつけ、香炉にあげます。
お線香のあげ方は、宗派により
・お線香の本数
・お線香を折るか折らないか
・線香立てに立てるか寝かせるか
など異なりますので、ご自身の宗派であげるようにしてください。
④お鈴を打ち、合掌をしてお参りをします。

毎朝朝食の時間には、お水かお茶と炊きたてのご飯を自分たちが食べるより先に仏壇に供えます。ご飯を食べない方でしたら、パンやコーヒーなど故人様がお好きだったものなどできる範囲で構いません。
頂きものや季節のフルーツなどは、まずは仏壇に供えるようにします。
ある程度の時間が経ったら仏壇から下げ、家族でいただくようにしましょう。
仏壇に供えたものがだからと言って処分してしまうのはあまり好ましくありません。

お参りは朝と晩の2回行う

基本的に仏壇へのお参りは朝と晩の2回行います。

◆朝のお参り
まず仏壇の扉を開けて、掃き掃除や汚れがついていれば拭き取るなどの掃除をします。
掃除が終わったら、ご飯やお花、水などを供えます。
毎朝お茶やコーヒーを飲まれていた方は、そちらもお供えしても良いでしょう。

家族の朝食後のタイミングでお供えを下げるようにします。
ろうそくの日を消す時には、息を吹きかけて消さず、手で扇いで消しましょう。ロウソクに被せて火を消すロウソク消しなどもありますので、うまく消せない場合は活用しても良いでしょう。
仏壇の扉は閉めなくても構いません。

◆日中
もし頂き物をしたり、おやつなどを食べる時には故人様にもお供えするようにします。

◆夜のお参り
夜寝る前に、今日一日無事に過ごせたことへの感謝や故人様とお話ししたいことがあればお話するなどお参りを行います。
扉は閉めない方が多いかと思いますが、もし扉を閉める際には、線香がきちんと消えるまで見守って、蝋燭もしっかり消えていることを確認してから閉めるようにしましょう。

仏壇のお参りに関するよくある疑問

・朝晩必ずお参りをしなければいけないの?
お仕事をされている方や、お子様が幼稚園や保育園に通われている方は、朝がとても忙しいと思います。
できれば朝晩お参りするのが好ましいですが、無理はせずにどちらかだけでも問題はありません。

・お供えした仏飯は捨ててはいけない?
お供えしたものは基本的に頂くようにします。しかししばらく置いておくので、埃などが気になる場合には処分しても良いでしょう。

・LEDのロウソクなどを使っても失礼ではない?
今は100円均一などでも、LEDのロウソクやお線香が購入できます。それを使用しても何の問題もありません。
お子様が小さかったり、高齢者で火の扱いが不安などの場合にはそれらをうまく活用してみてはいかがでしょうか?

・仏壇に供えてはいけない花を故人様が好きだった場合でも、供えてはいけない?
バラなど匂いが強かったり、棘があるものはあまり仏壇にそぐわないと言われますが、故人様がお好きだったものですから、ご自宅で供える分には問題ないのではないでしょうか。
バラを選ぶなら棘のないものを選ぶようにしましょう。
基本的にどんなお花を供えていただいても大丈夫です。

まとめ

意外と知らないこともあるお参りの作法。覚えておくと、もし仏壇にご挨拶をする機会があった時にも安心ですので、頭に入れておいていただくと良いでしょう。

不明点や疑問点はお気軽にお尋ねください。

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