喪中でも豆まきは出来る?

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喪中に豆まきをしたり恵方巻きを食べていい?

ご家族が亡くなってから50日間は「忌中」、1年間は「喪中」となります。
節分は疫病などをもたらす悪い鬼や厄を追い払う厄払いの儀式で、元々は平安時代に大晦日に行われていたの宮中行事です。
お祝い事では無く、また仏教とも関係がありません。
喪中であっても、豆まきをする事は問題ありません。
恵方巻を食べることも、お祝いごとではありません。
巻き寿司を食べることで福を巻くという意味合いがあり、大正時代~戦後にかけ大阪の花街で節分に行われていた行事が元になっているそうです。
商売繁盛を願い巻き寿司を食べていたことが始まりです。縁が切れたり、福が途切れたりしないよう、包丁で切らず丸ごと食べると良いとされています。ぜひ恵方巻を食べて幸せを願いましょう。
今年の恵方は「東北東」です。


喪中で神社やお寺の節分行事に参加して大丈夫?

喪中でも神社やお寺などで開催される豆まきのイベントに参加することは大丈夫でしょうか?

神社は神様のおられる神聖な場所のため、死を「穢れ」と考えます。
「忌中(ご家族が亡くなってから50日間)」に神社の鳥居をくぐってはいけないとされています。
「喪中(ご家族が亡くなってから1年間)」であれば参加しても問題ありません。

お寺は死を「穢れ」とする考えはないので、忌中でも喪中でも関係なく参加いただけます。


2024年の節分はいつ?

2024年は2月3日(土曜日)が節分となります。

毎年、2月3日と思われている方もいるかと思いますが、節分は二十四節気の立春の前日です。
その二十四節気は天体の動きに基づき太陽と地球の位置関係で決まります。そして太陽黄径が315度となる日を立春としています。
太陽の軌道周期は1年ぴったりではなく、少しずつズレが生じます。その為、うるう年で調整します。
うるう年の翌年は立春が1日ずれるため、節分も1日ずれ2月2日となります。
今年2024年はうるう年なので、来年2025年の節分が2月2日になります。


そもそも節分とは?

節分は、中国から伝わった陰陽道における重要な祭祀でした。
2月の節分は旧暦の大晦日にあたるため、旧年と新年の分岐点であり、また季節の替わり目には悪いことが起きると陰陽道では考えられていました。
本来節分は季節の節目である「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前日のことで、文字通り「季節の変わり目」という意味です。
特に「立春」前日の節分は、旧暦では春から始まる新年に向けて、悪いもの(鬼)を追い払い、福を招き入れたいという願いを込めるために特に大切だとされ、「春の節分」が現代の節分として広まったものだと思われます。
これが中国から伝わり、日本で広まったのが節分の行事です。

節分で邪気を払い、福を呼び込みましょう。

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