葬儀に参列できないときには
葬儀の知らせを受けた際、都合がつけられず行かれない場合には、どのような対応をするのが望ましいのでしょうか。
失礼に当たらず弔意を伝える方法をご紹介します。
葬儀に参列できない旨を連絡する
ご遺族様から訃報を受け葬儀の連絡をいただいた際、どうしても参列できない場合には一言参列できない旨を伝えましょう。
葬儀は突然のことでありますから、都合がつかない事情があっても仕方のないことです。
ですが、葬儀に参列できないことを手短に伝えるのがマナーです。
葬儀に行けない理由は
「仕事のため」、「遠方のため間に合わない」、など簡潔に説明しましょう。
「やむを得ない事情で」「どうしても都合がつかない」など一言でも構いません。
むしろ、長々理由を述べたり、何故いけないのか詳しく伝えるなどは避けましょう。
葬儀に行けない場合にお悔やみを伝える方法
◆お香典を渡す
葬儀に参列できないけれども弔意を伝えたいの方法の一つはお香典です。
自分でご遺族様に郵送する、代理の方にお願いする、自分で後日持参するなどの方法がありますが、
近年家族葬や一日葬を行い、葬儀など全て終わった後に他の方に亡くなったことをお伝えすると
葬儀を終えてバタバタしているところに入れ替わり立ち替わり弔問客が来るので、対応が少し大変であるとのお声もあります。
後日持参する場合の注意点として、
葬儀が終わった後に葬儀に参列できなかった方が、ご自宅に訪れる時には
ご遺族様のご負担にならないよう、配慮も必要ですね。
◆供花、供物を送る
供花や供物を送ることも、葬儀に参列できない場合にできるお悔やみの方法のひとつです。
お香典とセットで行うことが多いです。
手配の仕方は、葬儀を担当する葬儀社を調べて連絡するのが確実です。
宗教ごとに用いるお花の種類が違う場合もありますし、ご遺族様のご意向で統一感を出すために供花の種類が決められている場合もあります。
担当する葬儀社が分からない場合には、葬儀会場に問い合わせて確認しましょう。
◆弔電を打つ
弔電を打つときも、供物や供花と同様にお香典とセットで行うことが多いです。
葬儀に参列できない場合には、お通夜の当日もしくは葬儀の前までに、葬儀会場へ届けるのが一般的なマナーです。
宛先は喪主の名前にするのが基本ですが、分からない場合は「〇〇様(故人様) ご遺族様」などとすれば問題ありません。
連名で送る場合には、会社の同僚であったり学生時代の同級生など、故人様との関係がわかるような一言を添えておくと丁寧です。
お悔やみ状を添えるとより良いでしょう。
ご遺族を気遣う言葉や葬儀に参列できなかったお詫びなどを書くようにします。
まとめ
葬儀に参列できないことが大きな問題となってしまうことはほとんどありません。
ですがどのような方法にせよ、故人様への弔いの気持ちや、ご遺族様への心配りを忘れてはいけません。
忌み言葉を使わない、ご自宅への弔問時にはアポイントを取ってからなど
細やかなマナーをきちんと守り、お悔やみの気持ちをお伝えしましょう。