葬儀や法事ででよく見る落雁。どんなお菓子?供えたあとはどうする?

落雁

落雁は葬儀や法事でよく供えられるお菓子です。なぜお盆や葬儀に落雁をお供えするのでしょうか?

落雁とは

落雁は、「干菓子」というタイプのお菓子で、仏式の葬儀やお盆などの法要、お仏壇のお供物としてよく利用されています。蓮の花や菊の形、果物の形をしていることが多いです。なぜ花や果物の形をしているかというと、

  • 花の形は極楽浄土の花をイメージしている
  • 果物はお盆の暑い時期に果物を供えると腐ってしまうので、日持ちする砂糖で果物を模って作られた
  • というのが理由だといわれています。

    落雁以外に供えるもの

    法事やお盆の際に、落雁などのお菓子以外に供えるものには

  • お線香
  • お花
  • 果物
  • 缶詰め(ジュースやフルーツ)
  • 筒入りの海苔
  • コーヒー
  • などがあります。

    お供物として持参する場合、果物を選ぶことが多いかと思いますが、お盆時期の暑い季節には常温で置いたままでも痛みにくいものを選びます。りんごやグレープフルーツなどすぐに腐らないものが良いでしょう。ぶどうやバナナや桃など、熟すスピードが早いものはなるべく避けるのが無難です。

    食べ物ではなくお金をお供えする場合には、お供物を選ぶならこれくらいという金額と同額くらいを包むのが良いでしょう。不祝儀袋の表書きには「御仏前」もしくは宗教宗派に関係なく使用できる、「御供物料」と記入します。

    お供え後はどうすればいいの?

    お盆や葬儀・法要が終わった後は、来ていただいた方や親族に分けて持ち帰っていただくこともあります。ご自身で召し上がる際には、落雁はそのまま食べて頂いても構いません。ですが、お供えした後の落雁は硬くなってしまい苦手という方も多いようですね。そんな時には、

  • 煮物などのお料理に使う
  • 削って粉末にし、砂糖のように飲み物などに入れて使う
  • クッキーなどのお菓子を作るのに使う
  • 色付きの落雁はヨーグルトなどにかけると色味も出て綺麗
  • とリメイクして召し上がる方法もありますので、参考にしてみてください。お供物を捨てるのはなんだか気がひけるという場合には、ぜひ捨てずにリメイクしてみてはいかがでしょうか。

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