弔問(ちょうもん)とは
亡くなった方の家へ訪問し、お悔みを述べることを指します。お悔やみを述べる行為として広い意味を持ち、お通夜やお葬式に参列してお悔やみを述べる場合にも、弔問となります。
弔問客とは
お通夜やお葬式に参列できない場合や訃報を聞いてすぐに遺族の家へ駆けつけてくださる場合のお客様についても、弔問客ということになります。
弔問してくださった方に対して、生前のご厚誼についての感謝を、忘れずに述べましょう。
弔問客への対応どうしたらいいの?
弔問客が自宅にいらっしゃったら
- 「どうぞ、お線香をあげてください」といって故人様のもとへ案内します。
- 喪主は火葬までは故人様に付き添うことが一般的とされています。そのため、喪主は、通夜や葬儀当日などで立て込んでいる時にはお見送りなどができなくても失礼にあたらないとされています。
- 大切な人を亡くした悲しみや、葬儀や葬儀後の手続きで疲弊している状況もありますので、駆けつけてくださったお客様に感謝しつつ、無理のない範囲で対応して頂ければ問題ありません。
気持ちに余裕があれば弔問客への感謝の気持ちをお伝えすると良いでしょう。
お悔みに対する返礼のあいさつ
弔問客に対するあいさつ文を一例としてご紹介します。
- 「ご丁寧なお悔やみ、ありがとうございます。 故人も喜んでいるかと思います」
- 「生前は大変お世話になりました。」
- 「お忙しいなか、お越しいただき、恐縮です。故人に代わり、お礼申し上げます。」
- 「本日は、お暑い中、お越しいただき、ありがとうございます。故人もお気遣いに感謝していることでしょう」
- 「本日はお忙しいなか、足を運んでくださって、ありがとうございます。故人に代わり、お礼申し上げます。」
- 「ご多用のところ、おいでいただき、感謝申し上げます。」
- 「お心遣い、恐れ入ります。仏壇へ、供えさせていただきます。」
▼弔問客から供物などをいただいたときには・・・
香典返しについて
香典やお供え物をしてくださった方には返礼の品を贈るのが一般的です。
これを"香典返し"と言い、香典やお供え物の金額の半分~3分の1程度の金額の品物を選ぶ事が多くなっています。
一般的にお菓子や食品、消耗品など"手元に残らない"ものがいいとされています。