葬儀について考えるタイミング
お葬式の準備はいつから始めたら良いのか、考えたことはありますか?
「元気なうちに自分の死後のことは自分で考えたい」
「身内にが入院していて、もしものことを考えて欲しいと言われた」
など、そのタイミングはさまざまです。
では、どんなタイミングでお葬式について考えたり相談すればいいのか、どんなことをポイントに考えればいいのでしょうか。
自身の葬儀に希望があったり、どんな葬儀にして欲しいか具体的に考えている場合には、早めにで葬儀社の事前相談に行ってみたり、終活セミナーに参加することをお勧めしています。
死期が迫ってから考えるのでは時間が足りないかもしれませんし、ご自身の意思を伝えられない状態になってしまう場合もあるかもしれません。
自身の葬儀についてやりたいことや考えていることなど希望がある場合には、元気なうちに、早めに葬儀について考えておくと良いでしょう。
葬儀について考える時、抑えるべきポイント
◆葬儀の形式を考える
葬儀には、宗教儀礼に乗っ取ったものから、無宗教葬まで幅広い選択肢があります。
・宗教儀礼に沿った葬儀ではなくみんなに明るく送り出してほしい。
・音楽をやっていたので、仲間に演奏してもらいたい。
・家族だけで静かに見送ってほしい。
・宗教儀礼に沿った葬儀をしてほしい。
など、自身の希望をしっかりと書き記しておくことが大切です。
そんな時に役立つのがエンディングノート。どんな形式の葬儀にしたいか、誰を呼びたいのか、したくないことはあるのか、好きな花で見送って欲しいなど、自分の葬儀をどのように執り行って欲しいかをしっかり家族に遺しておきましょう。
エンディングノートはしまい込まず、家族が見つけやすいところに保管してください。
葬儀にはさまざまな形式がありますが、その中からご自身や家族に合っているものを選びます。ご葬儀の形式について簡単にご紹介いたしますのでご参照ください。
【一般葬】
家族以外のご友人、お仕事関係やご近所の方と一緒にお別れをするご葬儀
【家族葬】
親しい方々に限定し、少人数でゆっくりとお別れをするご葬儀
【一日葬】
通夜を行わずに告別式から火葬までを1日で執り行うご葬儀
【火葬式】
通夜と葬儀・告別式を行わず火葬炉の前でお別れをするご葬儀
【直葬】
お通夜・告別式を行わず最後のお別れだけを宗教儀礼にとらわれず執り行うご葬儀
【自宅葬】
通夜・告別式を思い出の詰まったご自宅で執り行うご葬儀
【無宗教葬】
宗教儀礼にとらわれず、自由な形で送り出すご葬儀
例
音楽葬、故人様の趣味の作品を展示する、ビデオやスライドを見ながら個人様との思い出を振り返るなど
◆喪主となる方を考える
喪主は葬儀の際に中心となって様々な物事を決定し、家族の中心として進めていくこととなる人です。
誰に喪主をお願いするのかを決めておくと良いでしょう。
配偶者が喪主になることが一般的ですが、高齢であり喪主を務めるのが困難である場合や、身体に不調がある場合などにはお子様が勤める場合もあります。
故人様の配偶者、子供(長男、次男、長女、次女)...などと決めていきますが、特にこの人でなければ!という決まりはありません。
◆亡くなった時に連絡する方々の一覧を作成する
自信が亡くなった時に連絡して欲しい友人や会社の人、お世話になった人などを一覧にして残しておきましょう。
特に趣味関係の方や夫婦共通でないご友人の方に連絡をして欲しい場合には、関係性や連絡先を記入しておきます。
そこからさらに葬儀に参列してほしい人、訃報の連絡のみで良い人に分けてリスト化しておくと親切です。
一般的に葬儀は、葬儀場や火葬場の空きがあれば2、3日後ほどで行われます。公共の斎場は混雑していることもあるので、1週間ほど見るとしてもあまり時間の余裕はありません。
ですので、葬儀に参列してほしい人については早急に連絡をしたいところ。連絡をもらった方は参列される場合には準備の必要があるでしょうから、素早く連絡をするために連絡先をまとめておくことが重要です。
配偶者の親族など、全員がわからない場合には、中心となるご親族にお願いして連絡を回していただくと良いでしょう。
まとめ
葬儀を考えるタイミングに早すぎることはありません。
時間に余裕がある時に、元気なうちに始めることが得策です。特に連絡する関係者のリスト化は、時間がかかる作業になりますので、徐々に始めていくことをお勧めします。
事前相談も随時受け付けておりますので、まずはお気軽にご相談ください。